アーカイブ : 2015年 5月

実用的な玄関収納

住まいというのは、基本的な間取りというものがあります。また、最低限必要なものもあります。しかし、家族の生活習慣や生活パターンによって、住まいの間取りには個性も出ます。
かつて、日本の伝統的な住まいの間取りの中で、当たり前のように採用されていたものが、住まいの洋風化の中で、しだいに廃れてしまったものがあります。
それが、通り土間であり、縁側です。最近、それらの通り土間や縁側が見直されてきました。

私の友人が住まいを新築した時、住まいの南側に玄関土間から真っ直ぐ、通り土間を作りました。住まいの南側には、庭が広がり、その南には自家菜園用の畑が広がっています。
この吹き抜けの通り土間を作ることで、畑や庭側からも簡単に出入りすることができますし、通り土間の突き当たりにあるバスルームにも直接行くことができます。

自家菜園には、自宅用の野菜だけでなく、ハーブも植えました。
彼女は、料理やお菓子作りが大好きでしたので、ママ友達を招いて、ランチをご馳走したり、御近所の農家の人と野菜を交換したりします。
そんな時、ママ友達やご近所さんは、通り土間の掃き出し窓から声をかけて、出入りします。子ども達もペットの犬達もここから出入りすることが多いです。

住まいを新築した時、玄関土間の北側にシューズインクロゼットを作り、家族の靴や傘などを収納しました。これで、すっきり玄関周辺が片付くと思っていましたが、実際に生活を始めていくと、住まいの出入り口に玄関を利用することが少なく、想像していた動線とは違います。
そのため、靴などをシューズインクロゼットに収納するというのは便利なのですが、出し入れするのには、かなり不便です。
もう少し、出入りの動線を考えて、実用的な収納を考えていけばよかったと思ったそうです。

そこで、通り土間の壁面に、シューズを収納する棚をつくり、雑然感が出ないように、引き戸をつけた新たな収納を作りました。