アーカイブ : 2014年 12月

安心が先?それと安全が先?

現在では安全が優先される時代になってきています。その中でも子育て中の方にとっては、わが子が危険な目に遭うのは決してあってはならないことなのです。例えば、安全な公園、安全な遊具や玩具、安全な食器など、安全と冠された場所あるいはモノには、ある種の頼もしさというか信頼性がでて、その場所に出かけたり、購入したりする方は多いのでないでしょうか。
でも、ここでちょっと考えてみて下さい。私たちが安全と思っているものは、本当に安全なのでしょうか?

例えば、エアコンの空気清浄器を使っているので、家の中の空気は安全と思っていますが、実はきちんと掃除をしていないとカビをまき散らす可能性があるのです。また、IHクッキングヒーターは直火が出ないので、火傷をすることがなく安全と思っていますが、調理後の鍋やフライパンなど、もらい熱で火傷をする可能性があるのです。さらには、家の中は屋外より安全だと思っていると、ちょっとした段差などで転倒して死亡する人が多く、交通事故よりも家庭内事故の死者の方が多いことなど、世の中には安全と思い込んでいても、安全だとは言い切れない事例が多くあるのです。

つまり、何事においても100%の安全はありえないのです。しかし、できるかぎり100%に近い安全性を確保するための工夫がなされており、それが、製品やサービスの安全度なのです。しかし、現在社会において、残念ながら安全という言葉は、その意味を過信され過ぎていることが非常に多くあるのです。さらには、安全と安心は同じという考え方も広く一般に浸透していることも事実なのです。