アーカイブ : 2014年 9月

目指せ夏は涼しく冬暖かい家

私が住んでいる地域は盆地で、夏の暑さは厳しく冬はとことん寒いです。そんな地域に住んでいる私たち夫婦がマイホームに望むことは夏は涼しく、冬暖かい家であることです。
高気密・高断熱住宅にするのはもちろんのことですが、住宅の窓に我々は注目しています。

二枚の断熱ペアガラスを用い、その間に熱伝導の小さいアルゴンガスを入れた窓ガラスがあります。太陽光を通し空間を明るく演出してくれますが、太陽熱を吸収してくれるのです。日差しをたくさん取り入れることができながら、外からの暑さは遮り、冬は室内の暖かさを外に逃さないのです。このような窓ガラスを用いることで冷暖房効率を高めることも期待できます。
紫外線もしっかりカットしてくれるので皮膚トラブルや日焼け対策にも一役かってくれるのです。紫外線でカーテンやカーペットが色あせることがなくなるので嬉しいですね。窓ガラスも重要ですがサッシの機能性にも注目して選ぶといいでしょう。

以前は住宅に使われるサッシはアルミサッシがほとんどでした。しかし最近では樹脂サッシや木製サッシが人気を高めているのです。私は特に木製サッシに注目しています。この木製サッシはアルミサッシに比べ大変断熱性能に優れています。これは樹脂サッシよりも高い断熱性と言われています。断熱性だけでなく気密性や水密性にも優れているのです。機能性に優れているだけでなく、木の表す質感や温もりは和室でも浴室でも調和が取れやすいのではないでしょうか。
夏は涼しく冬は暖かい家を目指すのであれば窓にも注目した家造りをする必要がありそうです。

土間の積極的利用

住まいを新築する時、LDKやプライベートルームなどの各部屋については真剣に断熱を考えます。最近は、断熱材の種類も多くなり、その品質も格段によくなってきました。これらの断熱材を壁や床や屋根に施工することで、住まいの居住性が高くなっていきます。しかし、人の動線となる玄関土間や廊下の断熱は、なかなか思い及びません。廊下をなくして、部屋の中に動線を持ってくることで、動線としてスペースを割かなくていいし、暑さや寒さ対策にもなります。しかし、廊下でなく、動線を通り土間にした場合、冬になると、足元から冷気が上がってきますので、その土間部分だけでなく、そこに面しているLDKなどの冷暖房効率が落ちてしまいます。

私の友人が住まいを新築したのは、市内東部の丘陵地に造成された団地です。夏は、標高も高いこともあり、風が吹き抜けますから、比較的涼しく過ごすことができますが、秋から春にかけて、寒いです。そこで、住まいの南側に玄関から東西に抜ける通り土間をつくり、その土間に面して、LDKやバスルームや洗面脱衣所を作りました。住まいの南側に土間スペースを作ることで、冬には、土間を蓄熱材として使うことにしました。丘陵地ということで、かなり日当たりも良いため、自然の恵みである太陽光を利用することにしました。

基礎部分をきちんと断熱をして、地下からの冷気を防ぎました。土間部分についても、単に、コンクリートを流すだけでなく、断熱材を敷き詰めた上に、タイルを張ってもらいました。タイルは、滑ったり、汚れたりしにくく、畜熱に優れたものを選びました。昼間に太陽で温められた土間の床部分は、夕方からゆっくり熱を放出しますから、比較的LDKが暖かくなります。そのため、暖房をつける時間もかなり短くなり、省エネになっています。もちろん、これは、晴天率が高いこの地方と立地条件があってこそですが、土間の積極的な利用になりました。