アーカイブ : 2011年 1月

土地の地形や形質について(その3)

前回に引き続き、土地探しにおいての土地の地形や形質について考えてみたいと思います。
今回は造成された宅地の注意点についてです。
郊外や森や畑だった所がキレイに造成されて分譲地として販売されている情報を手にすることもあると思います。
先ずは切り土による宅地を造成する場合についてですが風化による敷地の強度低下と流水による浸食の恐れが考えられます。
そのため原則として土留となるよう壁を設置し、傾斜部分であるのり面を覆って保護する必要性があります。
自然斜面は地層の形成状態や土地質が均一でないため場所によって地盤の強さに違いがあります。
高いがけを生じた切り土の場合は特にのり面の強度について注意しなければいけません。
また切り土したがけ面に涌水が見られる場合は涌水が発生している地点よりも上の部分が崩落を起こしやすいという特性があるので注意が必要です。
次に盛り土による宅地の造成についてですが、盛り土による造成についても切り土と同様にのり面のよう壁の設置が必要になります。
特に著しく傾斜している谷などを盛り土して造成する場合には元々の地盤と盛り土面との間で地滑りが生じ崩落の可能性が高くなります。
また軟弱地盤で盛り土を行うと大きく沈下したり、建物に傾きが生じる可能性が高くなります。
その他でも造成された宅地については元々はどのような環境の土地だったのかどのように使われていた土地なのかということについても知っておく必要もあります。